2010年05月15日

死角の刺客

自分では見られていないつもりでも、相手には十分見られていることをタクティカルトレーニングを通じて、特に建物内部では実感することがあります。

死角の刺客

例えば廊下の突き当たりがあり、そこから左側に次に続く通路があるとします。

通路の幅や、明るさは同じです。左に進むため注意深く、そして慎重に確認していると突然右腕を撃たれます。実はこの時、左側の通路には、壁に張り付くように人が潜んでおり、わずかに見えた右腕を狙ってきたのです。

狙う方にしてみれば、体の一部が確認できれば対象を討ち取ったも同然です。

死角の刺客

実際は気をつけているつもりでも、体の一部や装備品が露出し、知らずに相手に位置を教えていることは多々あります。これらのリスクを最小限にするため、銃の構え方や足位置、体重移動などありますが、この感覚を手っ取り早く理解する方法は、敵役をやることです。

追う方、追われる方両方の心理を理解すれば、おのずと感覚がわかってきます。

チームのトレーニングで、私が好んで敵役を引き受ける理由のひとつがここにあります。


死角の刺客

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Posted by hammer  at 23:27 │Comments(0)トレーニング

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