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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年01月18日

TAC-V2を考える その1

GRANZの今後の活動予定は、下記ブログをご参照下さい。
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GRANZ タクティカルトレーニングチーム
http://granzhome.militaryblog.jp/
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今回、wikiペディアで言うところの「独自研究」やS.A.C. SOLID STATE SOCIETY 的表現、
「個人的推論に則った・・・」等の内容を含んでいますので全てが正しいとは限りません。
要検証を求められてもわかりませんので・・・ひとつよしなに。


「TAC-V2」は相当旧式な装備ですが、あまり詳しく紹介しているところが無かったことと、
実際にラぺリングで使用したところ、興味深い部分が多数出てきたので久しぶりの更新
を兼ねてUPします。

何回かに分けます。



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【概要】
型名:TAC-V2
種類:Vest

製造国:アメリカ合衆国
設計・製造:EAGLE industries

材質:コーデュラ、バリスティックナイロン、#5 ナイロンコード、鍛造合金、YKKジッパー他
抗弾能力:なし
採用機関・実績:不明

俗称・通称:「デモリションベスト」または「デモリションマンベスト」(多分日本でのみ通用)
リリース時期:1990年代初頭~
その他:任意によるポーチ配置は不可(ベストに直接縫い付け)
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【はじめに】
イーグル社が物凄く元気だった頃の商品で、私より少し上の世代には涙物です。
ベストにしては、その特長(後述)からかなり高価でした。

当時メディアの露出も多く、代表的なものとしてシルベスタ・スターローンの映画「デモリションマン
(1993年)や、スティーブン・セガール出演の「エグゼクティブ・デシジョン」(1996年)
などで着用されています。



これ、通常のTAC-Vシリーズとは違い、ラぺリングハーネスになります。

前述の「エグゼクティブ・デシジョン」ではジャンボジェット旅客機内で昇降機とベストを連結し、
荷室から天井裏への移動や、ハイジャックを制圧する際に客室の天井を爆破し、ラぺリングで
降下するシーンが観れます。




【手元にあるTAC-V2は?】
かつて存在した日本国内の販売店から購入したものです。
中古でしたが、個人の委託品なのか放出品なのかは今となっては分かりません。

本来はこのベストは受注生産で、使用銃に合わせオーダーされます。
ショップで販売されていた多くはMP5に合わせたマガジンポーチで、特殊部隊=MP5のイメージが
強かったころです。マルイの電動ガンでもM16系のカービンはXM177ぐらいで、M4はリリースされて
いませんでした。




しかし、これは5.56mm仕様でホルスターはシングルフレームガバ用です。
当時はあまり見たことがありません。

【仮に放出品だったら・・・】
5.56mmやガバを使用し、なおかつラぺリングによる移動を想定していたとなると・・・
だれが、何の目的で発注したのか・・・夜な夜な想像を巡らしてしまいます。




次回はさらに詳しく紹介します。
  


Posted by hammer  at 23:02Comments(0)scrapbook