2011年05月08日

火盗改方

「かまわぬ。火をつけろ」
「よ、よいのですか?」
「荒っぽいのが 火盗改メの名物よ」

これは池波正太郎さんの時代劇小説【鬼平犯科帳】「むかしの男」の中で、筆頭与力
佐嶋忠介が、賊が立て籠もる小屋の前で同心に放ったセリフです。

火盗改方

さすがに「火をつけろ」はありませんが、荒っぽい面はチームにもあります。

他チームと合同でトレーニングを行った時のことです。部屋に脅威と人質の印をつけた
ターゲットを置き、識別射撃を行いました。

相手チームは合図とともに音も無く流れるように部屋に入ります。程なくクリアーコールが
聞こえたので、ターゲットを確認しに行きました。

見事に脅威のみきれいに射抜いています。

次はこちら番ですが、相手チームに比べ少し心配です。
いざ合図と共にチームが突入。

火盗改方

すると音も無くどころか、殴り込みのような勢いで部屋に入って行きます。

しかも部屋の中からは発砲音の他に怒号や、何かを激しく蹴り倒しているような音も
聞こえてきます。そして、かなり経ってから勝ちどきのようなクリアーコールが・・・

ターゲットを確認しに行きました・・・が、脅威のターゲットがありません。
全て蹴り倒されています。しかも部屋の内部は手榴弾でも爆発したような有様です。

人質のターゲットには幸い弾痕はありません。
脅威のターゲットは弾痕だらけで、しかも全てボロボロです。

火盗改方
※写真はイメージです

突入メンバーの一人が『抵抗したので止めを刺してやりました!』と一言?
他のメンバーもまるで戦に勝利したように誇らしげで、こんなセリフ聞こえてきそうです。

“悪党どもを捕らえるのでございます。何のしんしゃくが要りましようや”(鬼平犯科帳より)

最近の言葉で言うと「マインドセット」ですか?
戦う姿勢に前向きなことはよいこと・・・そう解釈しました。


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火盗改方





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Posted by hammer  at 22:38 │Comments(0)トレーニング

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