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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年05月29日

"仕置人 一点突破”【仕置ノ弐】

瞬時に下した決断が、後の結果を大きく左右させた経験は誰しもあると
思います。トレーニングでこんなことがありました。



【シナリオ】
○部屋に人質を取った脅威が立て籠もっている。脅威は1~2人(実際は2名配置)
○突入を敢行し人質は無傷で保護し、脅威は抵抗した場合のみ排除。

部屋の大きさは八畳程度。入り口は一ヶ所でさほど大きくはありません。
エントリーをするメンバーは4名。

脅威役としては簡単に部屋に突入されたらつまらないので、ドアの横で待ちかまえ
入ってきた瞬間メンバーに抱きついて邪魔をしようと考えました。



そして、どんなリアクションをするのか予想を立てました。

①部屋に入れず突入の流れが止まり、右往左往する。
②引きずり出され、袋叩きにされている間に部屋に居る仲間が人質を銃で殺める。
③抱きつかれた仲間を見捨てドアを閉め、態勢を立て直す(結果もうひとり人質になる)。

内心ウキウキしながら、待ちかまえていました。

程なくしてチームが部屋に突入してきました。

予定どおり先頭のメンバーに抱きつきますが、体が浮いたかと思った瞬間、気がつくと
部屋の壁に押し付けられていました。しかも頭に銃が突きつけられています。



室内を見ると完全に制圧され、全てが終わっています。この時何が起こったのか?

後にメンバーは『突入の流れを止めないことを優先した』と一言。

結果、予想は全てハズレ。仕掛人の負けです。


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Posted by hammer  at 22:30Comments(0)仕置人

2011年05月08日

火盗改方

「かまわぬ。火をつけろ」
「よ、よいのですか?」
「荒っぽいのが 火盗改メの名物よ」

これは池波正太郎さんの時代劇小説【鬼平犯科帳】「むかしの男」の中で、筆頭与力
佐嶋忠介が、賊が立て籠もる小屋の前で同心に放ったセリフです。



さすがに「火をつけろ」はありませんが、荒っぽい面はチームにもあります。

他チームと合同でトレーニングを行った時のことです。部屋に脅威と人質の印をつけた
ターゲットを置き、識別射撃を行いました。

相手チームは合図とともに音も無く流れるように部屋に入ります。程なくクリアーコールが
聞こえたので、ターゲットを確認しに行きました。

見事に脅威のみきれいに射抜いています。

次はこちら番ですが、相手チームに比べ少し心配です。
いざ合図と共にチームが突入。



すると音も無くどころか、殴り込みのような勢いで部屋に入って行きます。

しかも部屋の中からは発砲音の他に怒号や、何かを激しく蹴り倒しているような音も
聞こえてきます。そして、かなり経ってから勝ちどきのようなクリアーコールが・・・

ターゲットを確認しに行きました・・・が、脅威のターゲットがありません。
全て蹴り倒されています。しかも部屋の内部は手榴弾でも爆発したような有様です。

人質のターゲットには幸い弾痕はありません。
脅威のターゲットは弾痕だらけで、しかも全てボロボロです。


※写真はイメージです

突入メンバーの一人が『抵抗したので止めを刺してやりました!』と一言?
他のメンバーもまるで戦に勝利したように誇らしげで、こんなセリフ聞こえてきそうです。

“悪党どもを捕らえるのでございます。何のしんしゃくが要りましようや”(鬼平犯科帳より)

最近の言葉で言うと「マインドセット」ですか?
戦う姿勢に前向きなことはよいこと・・・そう解釈しました。


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Posted by hammer  at 22:38Comments(0)トレーニング

2011年05月05日

諸刃の10.3インチ

最近感じたことですが・・・

チーム内ではM4使用者が大多数を占めています。

M4を使用する場合は俗に「CQB-R」のバレル長(10.3インチ)に
することがチーム内のお約束となっています。



みなさんご存知のとおり、この長さが狭い空間でも取り回しが良く、仲間と
連携する時も動きの妨げにならないのが理由ですが・・・

最近になってノーマルサイズ(14.5インチ)を使用する方がトレーニング向き
ではと思うことがあります。

それは取り回しが良い分、以前よりマズルコントロールが雑になってきて
いる印象があるからです。

嫌なことですが最悪の場合、自覚が無いまま銃口が仲間の背中を横切っている
こともあるかもしれません。銃身が長ければその分注意を払いますので。



10.3インチに統一は、取扱に注意が必要になる諸刃の剣だったかもしれません。
自分も含め、扱いに技量が追いついていないことも考えられます。



何かが起こったわけではありませんが、最近気になることです。

〔追記〕
昔、警察がまだニューナンブをメインで使用していた時、銃身長2インチのモデル
は警部以上の役職でないと携帯できなかったと聞いたことがあります。

真意は不明ですが、現場経験が豊富で取扱に責任がもてるからこそ、2インチを貸与
されていた、そんなところが理由かもしれません。


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Posted by hammer  at 23:26Comments(0)トレーニング

2011年05月04日

KICK-ASS

題名にある「KICK-ASS」ですが、この映画をご覧になった方は多いと
思います。

最近某所で話題になっていますが、この映画の中で使用される
「ローライトテクニック」のとある部分が見る人が見ると結構やばいそうです。

映画で公開しちゃまずいしょ・・・と、話題になっています。
言われないと気がつきませんが・・・

そのシーンで使用されている「暗号名:クリプトナイト」が恐らくこれです。


「Insight WX150 Tactical Weapon Light」

このライトに付いている機能が重要な鍵となります。



機能自体はさほど新しい技術ではありませんが、機能をONにすれば手から
離れた状態でも作動し続けるのがみそです。
これができるからこそ「暗号名:ロビンの復讐!」が成り立つのです。



いつかトレーニングでこの技を試してみます。一発勝負ですが・・・

そう言えば、昔シルベスタ・スタローン主演の映画「コブラ」でもよく似た
テクニックを使用していましたね。


Special Thanks "TAC ELEMENT"

  


Posted by hammer  at 21:27Comments(2)ライト